機械部品加工・製造の⽣産性を上げる⾃動希釈装置ガイド
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オートミキサー / サーボミキサー

オートミキサー・サーボミキサー
引用元HP:豊田化学工業公式HP
https://www.t-k.co.jp/catalog/environment02.html
目次

オートミキサー/
サーボミキサーの特徴

水溶性液体を自動で希釈できる装置

オートミキサー/サーボミキサーは、水溶性の洗浄剤、防錆剤、切削油・研削油などを自動で希釈するための装置です。可変式のバルブ操作だけで、一定濃度の希釈液を作成することができます。サーボミキサーは、先述のオートミキサーの機能を備えたうえで、高粘度の原液でも精度よく希釈できるタイプです。

自動温度・粘度補正機能により、温度変化によって粘度に変化が生じても、ダイヤル修正の必要がありません。

作業員の負担や各種トラブルの
解消に寄与

オートミキサー/サーボミキサーは水圧のみで作動させるため、電力などの動力を必要としません。電磁弁やフロートスイッチを用いることで自動化も可能、希釈作業における負担の大幅な軽減が期待できます。構造がシンプルで故障のリスクが低く、メンテナンスの手間もほとんどいりません。

液体の濃度が一定となり品質が安定するため、工具の摩耗や発錆・洗浄不良、切削・研削不良といったトラブルも起きにくくなります。

使用の条件と注意点

オートミキサー/サーボミキサーで希釈倍率目盛を設定する際は、工業用水を流した状態で圧力計により計測し、0.8MPa以上であることが条件です。圧力がこの数値より低い場合、オートミキサー/サーボミキサーを使用することはできません。また、希釈する液体は液状であることが大事です。ゲル状や粉体に関しては使用不可となっています。

オートミキサー/
サーボミキサーの製品DATA

オートミキサー/
サーボミキサーの導入事例

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オートミキサー/
サーボミキサーの
メーカーについて

1960年創業の豊田化学工業は、環境に配慮した製品・リサイクル品の開発により、環境負荷の低下を目指している企業です。有機溶剤および水溶性洗浄防錆剤の開発・販売をメインとしており、なかでも有機溶剤に関しては独自の溶剤リサイクルシステムを開発。環境や人に優しい製品で、社会に貢献しています。

メーカー名豊田化学工業株式会社
所在地愛知県豊田市明和町6-1
問い合わせ番号0565-28-2651
公式URLhttps://www.t-k.co.jp/catalog/environment02.html
現場の生産方式別・切削油
(クーラント)

⾃動希釈装置3選

ここでは、生産方式別に切削油(クーラント)を自動供給できる希釈装置を紹介します。自社の生産方式に合わせて適切な装置を導入し、生産性アップ・業務負担の低減・コストダウンを目指しましょう。

連続生産方式
現場には
自動希釈装置
「MAKKY-MINI 65-D」

Makky Mini 65-D(真岐興業株式会社) 引用元:真岐興業株式会社
(https://makky.co.jp/product/)

特徴
  • 希釈液をエアーポンプで供給する方式を採用。加圧タンク不要で内圧の変動による作業中断の発生なし。長時間の連続稼働でも希釈液を安定供給。
  • 離型剤(原液)の空容器を希釈液のタンク代わりにして利用する仕組み。専用タンクを必要としないため、洗浄や補充による作業中断が無い
  • 生産環境や特殊な作業条件に合わせて機能追加可能。圧送ポンプの自動復帰回路やマシンインターロック、凍結防止ヒーターなど。

公式サイトで
装置の仕様をチェック

受注生産方式
現場には
クーラント自動希釈装置
「MX-600C」

クーラント自動希釈装置(株式会社CEM) 引用元:株式会社CEM
(https://www.kcem.co.jp/product/)

特徴
  • 希釈率を1.0~20.0%の範囲で精度±0.2%で管理。受注生産方式で求められる製品ごとに異なる濃度に設定できるため、個別の品質基準にも対応可
  • 使用量や濃度設定を記録する機能があるため、受注ごとの履歴管理可。品質管理の問い合わせにも対応しやすく、受注生産の信頼性が高まる。
  • 一つの装置で複数の異なる希釈率を同時に設定・供給可能(オプション機能) 。顧客のニーズや仕様に応じた対応ができる

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ロット生産方式
現場には
クーラント液管理システム
「Will-Fill AIO」

クーラント液管理・自動調整システム(WILL-FILL) 引用元:WILL-FILL
(https://will-fill.com/ja)

特徴
  • クーラント液のレベルや濃度、水圧、ポンプの速度など、12種類のパラメータを同時に測定・管理可。異なる製品ごとに別の条件が必要になるロット生産に適する。
  • クーラントの残量監視と補給機能により、異なるロットでも連続して作業が行われる。手動操作が少なく、生産の流れを途切れさせない。
  • 定期的にクーラント液の状態を整える機能を搭載。液体成分が均一に保つことができ、ロットごとの品質ばらつきを防げる

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