機械部品加工・製造の⽣産性を上げる⾃動希釈装置ガイド
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クーラント液自動希釈供給装置

中部クリーンFKMシリーズ
引用元HP:中部クリーン公式HP
http://chubu-cl.com/products/coolant/
目次

FKMシリーズの特徴

クーラント液の希釈にかかる
人的負担を軽減

クーラント液自動希釈供給装置であるFKMシリーズは、搭載されている撹拌機による微粒子化した希釈液の作成、さらにクーラントポンプによる工作機械への配管供給までを、自動で行える装置です。これにより、クーラント液の軽量・調合・搬送・補充といった手間を省くことができ、作業員の負担を軽減。人件費を減らせるだけでなく、生産設備等のオペレーション業務に集中できるようにもなります。

正確な濃度調整で
品質向上・コスト削減

クーラント液自動希釈供給装置FKMシリーズは、1~10%の間で濃度調整が可能です。エジェクター機構を用いることなく、軽量を実施するため、その精度は±1%以内と正確です。安定した濃度のクーラント液を自動で供給できるようになるため、工具の摩耗減少・原液の節約・バクテリアの増殖抑制といった、さまざまなメリットを享受できるようになります。

液面センサーで安全性を維持

クーラント液自動希釈供給装置FKMシリーズでは、クーラント液の漏洩事故を防ぐための対策として、信頼性の高い液面センサーを使用しています。バルブの開閉は液面センサーからの信号によって行われており、全自動制御によって安全性を維持しています。また、FKMシリーズ1台で、工作機械およそ20台までの供給が可能となっているのも特徴です。

FKMシリーズの製品DATA

FKMシリーズの導入事例

工具の摩耗防止効果に貢献

中津川市にある金属加工会社では、工具の摩耗を防ぐためにクーラント液自動希釈供給装置を導入しています。設定値2.5%、水分蒸発を踏まえて実測5%を常時確認し、導入前後の2ヶ月間における工具の摩耗状況を比較します。20%の費用削減効果を実現でき、年間240万円のコストダウンとなりました。

FKMシリーズの
メーカーについて

2013年に機械加工用クーラント液関連装置事業をジャパンセパレーターから買収し、中小製造業向け設備事業に参入した中部クリーン。現在は、クーラント液自動希釈供給装置を中心に、浮上油回収装置・ろ過装置などの販売も手掛けています。

メーカー名中部クリーン株式会社
所在地岐阜県可児市広見在原518
問い合わせ番号0574-63-1221
公式URLhttp://chubu-cl.com/products/coolant/
現場の生産方式別・切削油
(クーラント)

⾃動希釈装置3選

ここでは、生産方式別に切削油(クーラント)を自動供給できる希釈装置を紹介します。自社の生産方式に合わせて適切な装置を導入し、生産性アップ・業務負担の低減・コストダウンを目指しましょう。

連続生産方式
現場には
自動希釈装置
「MAKKY-MINI 65-D」

Makky Mini 65-D(真岐興業株式会社) 引用元:真岐興業株式会社
(https://makky.co.jp/product/)

特徴
  • 希釈液をエアーポンプで供給する方式を採用。加圧タンク不要で内圧の変動による作業中断の発生なし。長時間の連続稼働でも希釈液を安定供給。
  • 離型剤(原液)の空容器を希釈液のタンク代わりにして利用する仕組み。専用タンクを必要としないため、洗浄や補充による作業中断が無い
  • 生産環境や特殊な作業条件に合わせて機能追加可能。圧送ポンプの自動復帰回路やマシンインターロック、凍結防止ヒーターなど。

公式サイトで
装置の仕様をチェック

受注生産方式
現場には
クーラント自動希釈装置
「MX-600C」

クーラント自動希釈装置(株式会社CEM) 引用元:株式会社CEM
(https://www.kcem.co.jp/product/)

特徴
  • 希釈率を1.0~20.0%の範囲で精度±0.2%で管理。受注生産方式で求められる製品ごとに異なる濃度に設定できるため、個別の品質基準にも対応可
  • 使用量や濃度設定を記録する機能があるため、受注ごとの履歴管理可。品質管理の問い合わせにも対応しやすく、受注生産の信頼性が高まる。
  • 一つの装置で複数の異なる希釈率を同時に設定・供給可能(オプション機能) 。顧客のニーズや仕様に応じた対応ができる

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ロット生産方式
現場には
クーラント液管理システム
「Will-Fill AIO」

クーラント液管理・自動調整システム(WILL-FILL) 引用元:WILL-FILL
(https://will-fill.com/ja)

特徴
  • クーラント液のレベルや濃度、水圧、ポンプの速度など、12種類のパラメータを同時に測定・管理可。異なる製品ごとに別の条件が必要になるロット生産に適する。
  • クーラントの残量監視と補給機能により、異なるロットでも連続して作業が行われる。手動操作が少なく、生産の流れを途切れさせない。
  • 定期的にクーラント液の状態を整える機能を搭載。液体成分が均一に保つことができ、ロットごとの品質ばらつきを防げる

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