機械部品加工・製造の⽣産性を上げる⾃動希釈装置ガイド
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クーラントサプライ QSCS-20A

クーラントサプライ QSCS-20A
引用元HP:ジャパンセパレーター公式HP
https://japan-separater.jp/qscs20b/
目次

QSCS-20Aの特徴

ボタンを押すだけで指定濃度の
切削液を作成

クーラントサプライ(切削液自動希釈装置)であるQSCS-20Aは、開始ボタンをおすだけで指定濃度±0.5%の切削液を自動作成できる装置です。ボタンを押してから約2分で、十分に攪拌された20Lの切削液を作ることができ、作業員の負担軽減につながります。QSCS-20Aは、水道水だけでなく工業用水でも使用可能です。濃度調整ハンドルを0に合わせて、水のみ(濃度0%)の供給もできるようになっています。

設置や濃度調整がシンプル

QSCS-20Aは、設置方法もシンプルです。まず、本体を水道栓の近くに設置し、水道ホースを取り付けホースバンドでしっかり固定します。次に、隣に原液のペール缶・ドラム缶を置き、付属の吸引ホースと電源ソケット(AC100V)を差し込むだけでOKです。あとは20Lのペール缶をセットしてボタンを押せば、攪拌されたクーラント液が出てきます。濃度調整についてもハンドルを回すだけと簡単です。

希釈作業の完全無人化で
業務負担を軽減

QSCS-20Aはオプションとして、100LのSUBタンクがポンプ・フロートSW付で用意されています。これらを設置すると、工作機械側の切削液が減少した際にフロートスイッチが作動。配管に取り付けたモーターバルブが開いてSUBタンクから液を補充、タンクが満タンになるとバルブが締まるようになっています。これにより作業の無人化が実現し作業負担やコストダウンが期待できるようになります。

QSCS-20Aの製品DATA

QSCS-20Aの導入事例

原液の使用量が半分になりコスト削減

工作機械を65台使用し、自動車エンジン用のターボ部品を製造している会社の事例です。切削液の混合にエジェクターを使用しており、原液ドラム缶は月3本消費。ドラム缶1本あたりの費用は約10万円となっており、その費用を半減させるべく切削液自動希釈装置を導入しました。

その結果、導入前は機械ごとにバラバラだった切削液の濃度が一定になり、朝・昼・晩の濃度変化も安定。原液の使用量も月にドラム缶1.5本にまで減らすことができ、コストの大幅削減が実現しました。

※参照元:ジャパンセパレーター公式HP(https://japan-separater.jp/qscs20b/

QSCS-20Aの
メーカーについて

クーラント液(切削液)の作成や、タンクへの補充をサポートしているジャパンセパレーター。NC旋盤・クーラント液自動希釈供給装置・研削盤切粉粉処理装置・スラッジ回収装置などを主力製品としています。

メーカー名ジャパンセパレーター株式会社
所在地岐阜県多治見市金山町22-1
問い合わせ番号0572-21-2460
公式URLhttps://japan-separater.jp/
現場の生産方式別・切削油
(クーラント)

⾃動希釈装置3選

ここでは、生産方式別に切削油(クーラント)を自動供給できる希釈装置を紹介します。自社の生産方式に合わせて適切な装置を導入し、生産性アップ・業務負担の低減・コストダウンを目指しましょう。

連続生産方式
現場には
自動希釈装置
「MAKKY-MINI 65-D」

Makky Mini 65-D(真岐興業株式会社) 引用元:真岐興業株式会社
(https://makky.co.jp/product/)

特徴
  • 希釈液をエアーポンプで供給する方式を採用。加圧タンク不要で内圧の変動による作業中断の発生なし。長時間の連続稼働でも希釈液を安定供給。
  • 離型剤(原液)の空容器を希釈液のタンク代わりにして利用する仕組み。専用タンクを必要としないため、洗浄や補充による作業中断が無い
  • 生産環境や特殊な作業条件に合わせて機能追加可能。圧送ポンプの自動復帰回路やマシンインターロック、凍結防止ヒーターなど。

公式サイトで
装置の仕様をチェック

受注生産方式
現場には
クーラント自動希釈装置
「MX-600C」

クーラント自動希釈装置(株式会社CEM) 引用元:株式会社CEM
(https://www.kcem.co.jp/product/)

特徴
  • 希釈率を1.0~20.0%の範囲で精度±0.2%で管理。受注生産方式で求められる製品ごとに異なる濃度に設定できるため、個別の品質基準にも対応可
  • 使用量や濃度設定を記録する機能があるため、受注ごとの履歴管理可。品質管理の問い合わせにも対応しやすく、受注生産の信頼性が高まる。
  • 一つの装置で複数の異なる希釈率を同時に設定・供給可能(オプション機能) 。顧客のニーズや仕様に応じた対応ができる

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ロット生産方式
現場には
クーラント液管理システム
「Will-Fill AIO」

クーラント液管理・自動調整システム(WILL-FILL) 引用元:WILL-FILL
(https://will-fill.com/ja)

特徴
  • クーラント液のレベルや濃度、水圧、ポンプの速度など、12種類のパラメータを同時に測定・管理可。異なる製品ごとに別の条件が必要になるロット生産に適する。
  • クーラントの残量監視と補給機能により、異なるロットでも連続して作業が行われる。手動操作が少なく、生産の流れを途切れさせない。
  • 定期的にクーラント液の状態を整える機能を搭載。液体成分が均一に保つことができ、ロットごとの品質ばらつきを防げる

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