機械部品加工・製造の⽣産性を上げる⾃動希釈装置ガイド
機械部品加工・製造の⽣産性を上げる⾃動希釈装置ガイド » 切削油(クーラント)自動希釈装置カタログ » 自動精密希釈装置(コンヒラ)

自動精密希釈装置(コンヒラ)

自動精密希釈装置
引用元HP:コンヒラ公式HP
https://www.conhira.com/productlist/auto-dilution
目次

自動精密希釈装置の特徴

高精度の希釈、混合が可能

従来は人が計量容器で希釈を行っていて、容器が2つ必要で均質に混ざらないという課題がありました。自動希釈装置は原液と水をミキサーにより常時自動補給し、均質な希釈液を造ることができます。

コンヒラの自動精密希釈装置は、純水と薬液をブレンドする装置です。高性能のインバータで回転制御することでポンプの吐出量を常時監視します。吐出量は高性能調節計でフィードバックをおこない、安定した希釈ができます。希釈率(混合比率)は広範囲で設定でき、原水を自動流量調整しているのでより安定した高精度な希釈(混合)が行えます。

多彩なオプション

流量積算を表示して原水・薬液ともに使用量の管理をおこなえます。また、プリンターを付加すれば、使用量の記録を自動でおこなえます。配管や機器はすべてサニタリー使用にすることができます。通信機能を付加すれば、中央監視室での遠隔監視記録を行う事が出来ます。

より安定した希釈液を造るのであれば、スターティックミキサー・ ダイナミックミキサーとの併用もできます。

様々な用途に応用可能

自動精密希釈装置は、あらゆる分野への応用が可能です。

※参照元:コンヒラ公式HP(https://www.conhira.com/productlist/auto-dilution

自動精密希釈装置の製品DATA

自動精密希釈装置の導入事例

A社への導入事例

原液の固形分濃度(40~60%)液をタッチパネルで入力して50%になるよう自動希釈し、±0.2の範囲内に誤差を抑える装置を導入しました。希釈精度範囲内で希釈水の投入が自動停止されるので安定した希釈濃度が保たれます。

液に粘度がありタンク側面に前バッチ液が残ることで精度が安定しない課題がありましたが、タンク内面を鏡面仕上げにして前バッチ液がすべて払い出せるようなりました。ユーザーと数十回に及ぶテストをするなど、一緒に課題をクリアしながら装置を作り上げた事例です。

※参照元:コンヒラ公式HP(https://www.conhira.com/caselist/2744

自動精密希釈装置の
メーカーについて

減圧脱水・排水装置、工場用環境装置、船舶用機器メーカーのコンヒラは、ユーザーのニーズに応えるため他社が諦めた案件でも積極に取り組んできました。現場主義、チームで開発を行い、自前主義ではなく他社競合商品でも良いものを取り込んでユーザーの要望に応えています。

メーカー名株式会社コンヒラ
所在地愛媛県今治市北高下町2丁目2番23号
問い合わせ番号0898-23-6660
公式URLhttps://www.conhira.com/
現場の生産方式別・切削油
(クーラント)

⾃動希釈装置3選

ここでは、生産方式別に切削油(クーラント)を自動供給できる希釈装置を紹介します。自社の生産方式に合わせて適切な装置を導入し、生産性アップ・業務負担の低減・コストダウンを目指しましょう。

連続生産方式
現場には
自動希釈装置
「MAKKY-MINI 65-D」

Makky Mini 65-D(真岐興業株式会社) 引用元:真岐興業株式会社
(https://makky.co.jp/product/)

特徴
  • 希釈液をエアーポンプで供給する方式を採用。加圧タンク不要で内圧の変動による作業中断の発生なし。長時間の連続稼働でも希釈液を安定供給。
  • 離型剤(原液)の空容器を希釈液のタンク代わりにして利用する仕組み。専用タンクを必要としないため、洗浄や補充による作業中断が無い
  • 生産環境や特殊な作業条件に合わせて機能追加可能。圧送ポンプの自動復帰回路やマシンインターロック、凍結防止ヒーターなど。

公式サイトで
装置の仕様をチェック

受注生産方式
現場には
クーラント自動希釈装置
「MX-600C」

クーラント自動希釈装置(株式会社CEM) 引用元:株式会社CEM
(https://www.kcem.co.jp/product/)

特徴
  • 希釈率を1.0~20.0%の範囲で精度±0.2%で管理。受注生産方式で求められる製品ごとに異なる濃度に設定できるため、個別の品質基準にも対応可
  • 使用量や濃度設定を記録する機能があるため、受注ごとの履歴管理可。品質管理の問い合わせにも対応しやすく、受注生産の信頼性が高まる。
  • 一つの装置で複数の異なる希釈率を同時に設定・供給可能(オプション機能) 。顧客のニーズや仕様に応じた対応ができる

公式サイトで
装置の仕様をチェック

ロット生産方式
現場には
クーラント液管理システム
「Will-Fill AIO」

クーラント液管理・自動調整システム(WILL-FILL) 引用元:WILL-FILL
(https://will-fill.com/ja)

特徴
  • クーラント液のレベルや濃度、水圧、ポンプの速度など、12種類のパラメータを同時に測定・管理可。異なる製品ごとに別の条件が必要になるロット生産に適する。
  • クーラントの残量監視と補給機能により、異なるロットでも連続して作業が行われる。手動操作が少なく、生産の流れを途切れさせない。
  • 定期的にクーラント液の状態を整える機能を搭載。液体成分が均一に保つことができ、ロットごとの品質ばらつきを防げる

公式サイトで
装置の仕様をチェック