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切削油によるかゆみとは?

切削加工を行う際には、切削油を使用します。この油が原因で皮膚にかゆみや炎症が発生することがあります。こちらの記事では、切削油でかゆみや炎症などの症状が起こる理由、また予防策やかゆみが発生した場合の対処についてまとめています。作業者の健康リスクのひとつともいえますので、こちらの記事を参考に対策を行ってください。

目次

切削油のかゆみの主な原因

切削油が皮膚に付着した場合に発生するかゆみは、油分が汗腺を塞いでしまい、汗の排出を妨げてしまうことによって刺激が発生することが原因のひとつです。

また、切削油のアルカリ成分が皮脂を奪ってしまい皮膚の乾燥やバリアの低下を招き、かゆみが発生することもあります。さらに、切削油には防腐剤や抗酸化剤、極圧剤などの添加物が含まれています。このような添加物の刺激によってアレルギー反応が発生し、かゆみや炎症の原因になります。

このように、切削油によるかゆみの原因にはさまざまなものがあることがわかっています。

かゆみ発生時の症状

切削油が皮膚に付着することによってかゆみが発生した際には、赤みや皮むけも生じることがあります。また、湿疹や発疹が出現するケースもあり、重症化してしまうと痛みや皮膚の潰瘍につながってしまう恐れもありますので、かゆみが出てきた場合には早めの対処が大切です。

かゆみを防ぐ予防策

切削油が皮膚に付着することによって発生するかゆみや炎症を防ぐためには、さまざまな方法が考えられます。例えば以下に記載する方法がありますので、ぜひ以下の内容を参考にしてかゆみを予防するようにしてください。

かゆみが起きた場合の対処法

上記のように、さまざまな対策を行っていたとしてもかゆみが出てくることもあります。もし、かゆみが発生してしまった場合には、まずは早めに作業を中止した上で患部を清潔に洗浄し、保湿剤や医療用クリームを使用します。それでも症状が悪化してしまうような場合には、それ以上症状が進まないように皮膚科を受診することが推奨されます。

またできるだけ切削油によるかゆみが発生しないように、作業環境を見直す、使用する切削油を低刺激製のものに変更するなどの対策が有効です。

まとめ

こちらの記事では、作業中の切削油によって発生するかゆみについて、その原因や対策方法などについてまとめてきました。

切削油によるかゆみは、作業環境の管理を行う点に加えて予防のための対策によって十分に防ぐことができます。たかがかゆみと思っていると、症状の悪化を招いてしまう可能性もありますので、作業者の健康を守るためにも、日々の管理と保護措置を徹底することが重要です。

現場の生産方式別・切削油
(クーラント)

⾃動希釈装置3選

ここでは、生産方式別に切削油(クーラント)を自動供給できる希釈装置を紹介します。自社の生産方式に合わせて適切な装置を導入し、生産性アップ・業務負担の低減・コストダウンを目指しましょう。

連続生産方式
現場には
自動希釈装置
「MAKKY-MINI」

Makky Mini 65-D(真岐興業株式会社) 引用元:真岐興業株式会社
(https://makky.co.jp/product/)

連続生産方式が向いている業界
  • 自動車部品製造業
  • 金属部品加工業
  • アルミダイカスト・鋳造業界
特徴
  • 希釈液をエアーポンプで供給する方式を採用。加圧タンク不要で内圧の変動による作業中断の発生なし。長時間の連続稼働でも希釈液を安定供給。
  • 離型剤(原液)の空容器を希釈液のタンク代わりにして利用する仕組み。専用タンクを必要としないため、洗浄や補充による作業中断が無い
  • 生産環境や特殊な作業条件に合わせて機能追加可能。圧送ポンプの自動復帰回路やマシンインターロック、凍結防止ヒーターなど。

公式サイトで
装置の仕様をチェック

受注生産方式
現場には
クーラント自動希釈装置
「MX-600C」

クーラント自動希釈装置(株式会社CEM) 引用元:株式会社CEM
(https://www.kcem.co.jp/product/)

受注生産方式が向いている業界
  • 医療機器部品製造業
  • 航空機部品・試作部品加工業
  • 金型加工業
特徴
  • 希釈率を1.0~20.0%の範囲で精度±0.2%で管理。受注生産方式で求められる製品ごとに異なる濃度に設定できるため、個別の品質基準にも対応可
  • 使用量や濃度設定を記録する機能があるため、受注ごとの履歴管理可。品質管理の問い合わせにも対応しやすく、受注生産の信頼性が高まる。
  • 一つの装置で複数の異なる希釈率を同時に設定・供給可能(オプション機能) 。顧客のニーズや仕様に応じた対応ができる

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ロット生産方式
現場には
クーラント液管理システム
「Will-Fill AIO」

クーラント液管理・自動調整システム(WILL-FILL) 引用元:WILL-FILL
(https://will-fill.com/ja)

ロット生産方式が向いている業界
  • 精密部品加工業
  • 電子部品・通信機器部品製造業
  • 自動車部品の量産前試作ライン
特徴
  • クーラント液のレベルや濃度、水圧、ポンプの速度など、12種類のパラメータを同時に測定・管理可。異なる製品ごとに別の条件が必要になるロット生産に適する。
  • クーラントの残量監視と補給機能により、異なるロットでも連続して作業が行われる。手動操作が少なく、生産の流れを途切れさせない。
  • 定期的にクーラント液の状態を整える機能を搭載。液体成分が均一に保つことができ、ロットごとの品質ばらつきを防げる

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